国際シンポジウム <1> <2> 詳細

 

 世界各地から演劇関係者が参集するキジムナーフェスタでは、世界各地で続く紛争や、困難な状況にさらされている子どもをめぐる課題に、芸術・文化がどのような活動をしうるのか、国境を超えて議論し、提言を目指します。

 

<1> 国際シンポジウム1
平和構築のための児童・青少年演劇の可能性

 止むことのない戦争や紛争が世界各地の子どもたちの健やかな生育を阻んでいる。そうした中、演劇を通して平和の構築に取組み、挑む各国・各地域の代表的な関係者を招き議論します。
 キジムナーフェスタでは、志を同じくする世界各地の仲間とともに、将来、紛争地域を含め世界の各地で平和構築のための実践的な企画を催すことを展望し、具体的なアクションプログラムを計画し始めることにしました。
 中長期的な展望をもって、平和構築のために児童・青少年演劇が果たす役割を再認識しながら、具体的な提言や討論を中心とした国際シンポジウムです。
 社会主義体制を経験した地域、欧州やアフリカでの民族対立・紛争を経験した地域などから招くこととなった今回は、ブログでの発信を続ける若手評論家、演劇誌の論客をはじめ、世界への発信を続けるシンポジストたちの冷静で最新の発言と、活発な意見交換が期待されます。

●日 時 2010年 7月 21日(水) 13:00  ~ 15:00
●会 場 沖縄市民小劇場あしびなー (276席)  

◇参加者からの事前メッセージ→


■シンポジスト 紹介

アリツィア・モラヴスカ・ルブチャック(ポーランド)Alicja Morawska-Rubczak
若手の演劇研究者、演劇評論家。国からの奨学制度を多数受け、ポズナンのAMU大学では、「バルト諸国における児童演劇のポストドラマセオリー」が博士論文の研究テーマ。
演劇キュレーターとしても活動をし、児童青少年演劇に造詣のある研究者。
又、ポーランドで児童演劇に焦点を当てたブログを最初に開設した。

アーニャ・スーシャ(セルビア)Anja Suša
小劇場(ベオグラード市立青少年劇場)の総合監督、芸術監督。
1973年、ベオグラードに生まれる、ベオグラード国立大学演劇・ラジオ・ドラマアート専攻。ウイーン大学にて1年演劇専門コースを学ぶ。ベオグラード・ラジオ放送で5つのラジオ演劇プログラムを演出。
セルビアを代表する演劇誌「テアトロン」の編集委員。演劇誌TkHの発行に携わる。演劇新聞Ludusの記者。

ボリス・シューマン(メキシコ)Boris Schoemann
演出家、俳優、翻訳家、フランス現代演劇とメキシコ現代演劇を教えている。
2000年よりテアトロ・ラ・カピーヤとコンパニア・ロス・エンデブレスの芸術監督。2005年からはコンパニア・ティトゥラルとベラクルサナ大学所属劇団の副芸術監督。
現代演劇誌「テクスト・デ・ラ・カピーヤ」編集長。
国際劇作家フォーラムの芸術監督。
フランスからメキシコに移住し約50のステージを演出。カナダ、ケベック州の優れた児童演劇を翻訳、演出。

エトゥンディ・ゼヤン(カメルーン)Etoundi Zeyang
俳優兼演出家。
リオンの国立児童青少年演劇センターに留学。リオン児童演劇祭の監督、演劇人に師事し、アヴィニオンの舞台芸術国際研究所、ストラスブール高等ドラマ芸術校にて研修。その後パリの国立ドラマ芸術コンセルバトワールの映画部門で演劇の研究。
カメルーンに帰国後、青少年のための演劇にかかわる俳優を育てる活動をしている。毎年世界中のフェスティバルにて審査員として活躍している。

アンドレア・クラーマー(ドイツ)Andrea Kramer
Black Forest(ブラック・フォレスト)出身。2001年から, コンソールシアター・ゲルゼンキルヒェンの芸術監督を勤める。青少年と大人を対象にした作品を演出。自身がダンサー・振付家の経験を持っていることから、彼女の作品ではダンスと振り付けが重要な役割を占める。Charles Way作の”Red red shoes”「赤い靴」は、ノルトラインウェストファーレン州の2007年青少年のための演劇最優秀賞、ベオグラードで“TIBA-Festival”賞を受賞。

■コーディネーター 紹介

中村 透 (沖縄)
琉球大学教授 芸術文化学博士。
1990度文化庁舞台芸術創作奨励特別賞(グランプリ)受賞「キジ ムナー時を翔ける」、など作品多数。台本・作曲・音楽監督を行う創造する作曲家として高い評価を得ている。
合唱曲は「四つの沖縄の歌」「真南風の祈り」などが代表作。
現在、琉球大学教育学部長。

◆主催: ITF沖縄
◆共催(予定): 国際交流基金
     
◆参加お申込み 参加費:無料  
  キジムナーチケットセンター
  TEL.098-921-2100 FAX.098-921-2111
  受付時間 10:00~19:00
     

 

<2> 国際シンポジウム2
アジアのアーティスト・プレゼンター・プロデューサーのネットワークと児童・青少年演劇の可能性


 アジアの経済発展は世界の注目を浴びている。しかし経済的な変化が起こるとき、社会のひずみは子どもたちに大きな影響を及ぼす。今こそ、アジア諸地域の子どもたちのために児童・青少年演劇が果たすべき役割を見据え、情報を共有するネットワークを構築することが急務です。
 2010年3月クアラルンプール(マレーシア)で開かれたプロデューサー会議の流れを継承し、アジアにおけるパフォーマーやプロデューサーのネットワーク構築をテーマとしたシンポジウムを行います。
 コーディネーターには、クアラルンプールでもその役を果たしたアジア演劇創造研究センターの松井憲太郎氏。パネリストは同じクアラルンプールの会議に参加したマレーシア、インドネシアのアーティスト・プロデューサーを、フィリピンからはPETAのプログラム・ディレクター、上海からは上海活劇芸術センターのプロジェクト・マネージャー、韓国からはソウル・パフォーミングアーツ・フェスティバルのアーティスティック・ディレクターを招き、各国・地域の情報の共有を試みます。
 そして、今後アジア圏内に形成されるべきネットワークや創造拠点などの方向性や具体的なアイデアを提示しあうことや、本質的な議論が深まることを期待致します。

●日 時 2010年 7月 22日(木) 13:00  ~ 15:00
●会 場 沖縄市民小劇場あしびなー (276席)

◇参加者からの事前メッセージ→


■シンポジスト 紹介

マーク・テェ(マレーシア)  Mark Teh (Malaysia)
演出家、パフォーマー、研究者、教育者。
2002年より、デザイナーや映像作家、美術作家などとの共同作業を行い、公演や展覧会などを企画。コミュニティに根ざしたアート・プロジェクトの運営も行っている。
最近では、マレーシアの歴史に特化したドキュメンタリー演劇の作品を演出している。
昨年は『EMERGENCY FESTIVAL!』を運営し、1948年から1960年におけるマレーシアの文化や芸術の歴史の調査し、知識人や映画監督、舞台表現者らを取りあげた。

サリ・マジ(インドネシア) Sari Majid (Indonesia)
舞台監督、プロデューサー、劇団コマ(ジャカルタ)の女優、ジャカルタ文化振興会の演劇部門委員
ダンスの共同制作・演劇・音楽のプロデュースを行う。

黄一萍[ファン・イーピン](中国、上海)Huang Yi Ping
2003年より上海活劇芸術センター(SDAC)に勤務。演劇雑誌「GO TO THEATRE」の編集にも携わる。
PRディレクターとして海外作品や共同制作作品のPRにも幅広い経験を持つ。
2010年上海万博では、フィンランド館のオープニングを飾ったシノ-フィンランドの共同制作ミュージカル「SPIN」のアシスタント・プロデューサーでもある。

金哲理[キム・チョルリ](韓国) Kim, Chul-Lee
Seoul Performing Arts Festival
1953年生まれ。演出家。
2002年~2003年国立劇団アーティスティック・ディレクター、2004年~2005年水原華城国際演劇祭アーティスティック・ディレクター、2005年からソウル・パフォーミングアーツ・フェスティバル(SPAF)アーティスティック・ディレクター。その他、韓国演劇協会理事など多くの役員・委員を歴任。
演出家として第26回白想芸術大賞新人演出家賞(1990)、第29回東亜演劇賞演出賞(1993)、第33回白想芸術大賞演出家賞(1997)などを受賞、翻訳家としても活躍。

メルヴィン・リー(フィリピン)Melvin E. LEE
PETA(フィリピン教育演劇協会)所属。
10代でPETAに参加、演劇の様々の要素を学ぶ。
現在、劇団PHILSTAGE(フィルステージ/Philippine Legitimate Stage Arts Group)の副会長で、数多くの演劇祭に参加し、インプロや演技、プロダクション・マネージメント、舞台監督を教える。
PETAの国際ツアー、『Panata sa Kalayaan』(自由への道/1986~87、10ヶ月間の北米・欧州国際ツアー)、『Diablos』(1992、エジプト・カイロ)や『Hans Christian Anderssen Must Be a Filipino(アンデルセンはきっとフィリピン人だ)』(1998、オランダ)などにも参加。2008年の日本、フィリピン、韓国での「Tosca」(PETA・黒テントによる共同制作)に参加。

■コーディネーター 紹介

松井憲太郎(日本) Kentaro Matsui (Japan / coordinator)
富士見市民文化会館「キラリ☆ふじみ」館長、アジア演劇創造研究 センター代表、GCOE客員講師
1956年生まれ。81年から96年まで劇団黒テントに所属。1997年に世田谷パブリックシアター設立準備に参画。2008年まで学芸スタッフをつとめ、国際的な共同制作などで中心的役割を果す。
2009年にはアジア創作と調査の劇場センターを創立。

 
◆主催: ITF沖縄
◆共催(予定): 国際交流基金
     
◆参加お申込み 参加費:無料  
  キジムナーチケットセンター
  TEL.098-921-2100 FAX.098-921-2111
  受付時間 10:00~19:00